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電気工事業登録の費用はいくら?実費と代行料金を徹底比較

梶原 誠一 / 更新:2026-06-24
電気工事業登録の費用はいくら?実費と代行料金を徹底比較
「電気工事業の登録って、結局いくらかかるの?」これは私が相談を受けるたびに最初に聞かれる質問です。結論から言うと、登録そのものの法定手数料は新規で22,000円。これに主任電気工事士の確保や測定器具の購入費、依頼するなら代行報酬が乗ってきます。

私は行政書士として12年、電気工事業の登録を100件以上支援してきました。窓口や審査担当者に直接確認した数字をもとに、実費の内訳から代行料金の相場まで、後で「聞いてなかった」が起きないように全部出します。

この記事で分かること:実費の内訳と総額の目安/新規・更新・変更の費用差/知事登録と大臣登録の違い/自分でやる場合と代行を頼む場合の比較/費用を抑えるコツ。

電気工事業登録の費用はいくら?実費の内訳と総額の目安

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まず押さえてほしいのは、「法定手数料」と「それ以外」を分けて考えることです。手数料だけ見ると安く感じますが、実際の総額はもう少し膨らみます。

登録電気工事業者の新規登録手数料は22,000円。これは大阪府の申請案内でも、福岡県の案内でも同じく22,000円と明記されています。自治体によって金額がバラつくわけではありません。

登録手数料・収入印紙代・証紙代などの実費の内訳

実費の中心はこの登録手数料です。納付方法は自治体ごとに異なり、福岡県は領収証紙または窓口でのキャッシュレス決済、大阪府は現金持参またはコンビニ納付と案内されています。

登録電気工事業者の主な法定手数料(福岡県・大阪府の案内に基づく)
手続き手数料
新規登録22,000円
更新登録(5年ごと)12,000円
変更届・登録証再交付2,200円
みなし登録(建設業許可業者)の証明願400円

正直に言うと、ここまでなら拍子抜けするくらい安いんです。問題は次の「知事か大臣か」と「登録以外のコスト」。

都道府県知事登録と経済産業大臣登録での費用差

営業所が1つの都道府県内だけなら知事登録、2つ以上の都道府県にまたがるなら経済産業大臣が申請先になります。

大臣登録の法定費用について、民間の代行事務所のページでは90,000円と案内する例があります。ただしこれは一次情報ではないため、私は依頼者に必ず所管行政庁へ最終確認するよう伝えています。知事登録の22,000円とは桁が違うので、ここは要確認の項目です。

費用の総額シミュレーション(実費+代行費用)

高額な請求!?電気工事費用の相場っていくらなの?【一般向け】
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私が相談現場でよく使う、知事登録・新規のざっくり試算です。器具を新たに買うかどうかで総額がかなり動きます。

新規登録(知事登録)の総額イメージ
代行報酬は事務所ごとに異なるため幅で表記。器具をすでに持っていれば器具費は不要。
項目自分で申請代行を依頼
登録手数料22,000円22,000円
代行報酬0円50,000〜55,000円程度
測定器具(必要な場合)数万円〜数万円〜
合計の目安22,000円+器具代72,000〜77,000円程度+器具代

つまり、器具を持っていて自分で申請するなら22,000円で済む。代行を入れると7万円台が一つの目安になります。

新規登録・更新登録・変更届で費用はどう違う?

手数料は手続きの種類でハッキリ分かれます。新規が一番高く、更新、変更の順に下がっていきます。

新規登録申請にかかる費用

新規は22,000円。これから初めて電気工事業を始める方が払う手数料です。建設業許可を持っていない事業者は、まずここから入ります。

更新登録申請にかかる費用(5年ごと)

登録電気工事業者の登録は本当に出来ないの?
登録電気工事業者の登録は本当に出来ないの?

登録の有効期間は5年。満了後も続けるなら更新登録が必要で、福岡県の案内では更新手数料は12,000円です。

ここで見落としが多い。登録は取って終わりではありません。5年ごとに12,000円が定期的にかかると、最初から頭に入れておいてください。

変更届出にかかる費用

所在地・営業所・代表者・工事の種類・主任電気工事士の変更、承継、登録証の再交付などは2,200円。福岡県の案内に金額が示されています。

変更届出にかかる費用

主任電気工事士が辞めて交代するときも変更届が要ります。「届出を忘れていた」が一番多いつまずきなので、人が動いたら必ず確認を。

登録区分(登録・通知・みなし登録)による費用と手続きの違い

電気工事業の手続きは一本ではありません。建設業許可の有無や、自家用電気工作物だけ扱うかで区分が変わり、費用も変わります。

建設業許可がある場合のみなし登録

登録電気工事業の特徴しゃべります
登録電気工事業の特徴しゃべります

建設業許可(電気工事業など)を持っている事業者は、新規登録ではなく「みなし登録電気工事業者」の届出になります。福岡県の案内では、この証明願の手数料は400円。新規の22,000円と比べると圧倒的に安い。

建設業許可を取る予定があるなら、順番を意識すると無駄が減ります。ここは見落とされがちな節約ポイントです。

電気工事業者の登録と通知の違い

一般用電気工作物を扱うなら「登録」、自家用電気工作物のみを扱うなら「通知」という枠組みがあります。登録で請け負える範囲は500万円未満の電気工事と、福岡県の制度説明にあります。

電気工事業者の登録と通知の違い

自分がどの区分に当たるかで手数料も書類も変わります。判断に迷ったら、扱う工作物の種類をメモして窓口に確認するのが早いです。

登録費用以外にかかるお金と隠れたコスト

私が「実は本体より大きい」と感じているのが、ここから先です。手数料22,000円より、要件確保のほうがお金も手間もかかるケースは珍しくありません。

主任電気工事士の要件確保にかかる費用

登録には主任電気工事士の設置が必須です。第一種電気工事士、または第二種電気工事士+実務経験3年といった要件を満たす人が要ります。

社内にいなければ、資格者を採用するか、実務経験を証明する書類を整える必要があります。実務経験証明の準備は手間がかかり、ここで申請が止まる人を何度も見てきました。費用というより「時間と労力」のコストです。

必要な備付器具(絶縁抵抗計など測定器具)の購入費用

登録には、絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計などの測定器具を営業所ごとに備え付ける義務があります。すでに現場で使っていれば追加費用はゼロ。

これから揃えるなら数万円規模を見込んでください。具体的な単価は機種で大きく変わるため断定はしませんが、「手数料より器具代のほうが高かった」という相談は実際にあります。

更新時期と維持コスト

前述のとおり有効期間は5年で、更新手数料は12,000円。これが維持コストの中心です。

更新時期と維持コスト

加えて、代表者や営業所、主任電気工事士に変更があれば都度2,200円。動きの多い会社ほど、地味に積み上がります。

自分で申請する場合と行政書士に依頼する場合の費用を比較

ここが一番悩むところでしょう。結論を先に言うと、書類がシンプルな知事登録なら自分でやる余地は十分にあります。判断材料を並べます。

自分で申請した場合の費用と手間

費用は手数料22,000円のみ。安く済みます。代わりに、申請書・添付書類の作成、主任電気工事士の証明、器具の確認を自力でやることになります。

窓口の受付時間にも縛られます。大阪府は9:30〜12:00と13:00〜17:00、開庁日のみ。平日に動ける人でないと、ここがネックになります。

行政書士の代行報酬の相場

民間の代行サイトの料金表示を見ると、新規登録の代行費用は50,000〜55,000円程度、更新は30,000〜33,000円程度という例があります。これは法定手数料ではなく、事務所ごとの報酬です。

行政書士の代行報酬の相場
代行報酬の表示例(民間サイトの料金ページに基づく)
法定手数料は別途。金額は事務所により異なる。
手続き代行報酬の表示例
新規登録50,000〜55,000円程度
更新登録30,000〜33,000円程度

こんな人は代行依頼がおすすめ

私の正直な線引きはこうです。平日に窓口へ行く時間がない、主任電気工事士の実務経験証明でつまずきそう、大臣登録で書類が複雑、このどれかに当てはまるなら代行を勧めます。

逆に、知事登録で資格者も器具も揃っていて、平日に動けるなら、自分で申請しても問題ありません。再申請のやり直しリスクが怖いかどうかが分かれ目です。

電気工事業登録の代行サービスの選び方とおすすめポイント

代行を頼むと決めたら、価格の安さだけで選ばないでください。私が依頼者に伝えている見極めの軸は3つあります。

料金が明朗かどうかで選ぶ

一番大事なのは追加費用の有無です。「基本料金+オプション」で後から積み上がる事務所だと、最初の見積もりより膨らみます。法定手数料込みか別かも必ず確認を。

私の事務所では追加費用なしの明朗会計を基本にしています。総額が最初に確定していると、予算が組みやすい。

サポート範囲で選ぶ

書類作成だけなのか、主任電気工事士の要件確認や器具のチェックまで見てくれるのかで、安心感がまるで違います。要件確保はつまずきやすいので、ここまで踏み込む事務所を選びたい。

サポート範囲で選ぶ

手続きの確実さ・スピードで選ぶ

再申請になれば時間も手間も二重にかかります。実績件数や、過去の手続きでの差し戻し対応をどう説明してくれるかを見てください。

私自身、100件以上の支援で「一度で通す」ことを徹底してきました。スピードは結果的に費用の節約にもつながります。

費用を抑えるための実践ポイントと申請時の注意点

最後に、無駄な出費を防ぐ実務的なコツをまとめます。支払いのタイミングと期間を知っておくだけでも、段取りがスムーズになります。

費用支払いのタイミングと支払い方法

手数料は自治体の案内に従って納付します。福岡県は領収証紙または窓口でのキャッシュレス決済、大阪府は現金持参またはコンビニ納付。納付方法を先に調べておくと、当日に慌てません。

費用支払いのタイミングと支払い方法

登録までにかかる期間(標準処理期間)

標準処理期間は自治体ごとに定められています。一律の日数を断定はできないため、申請先の窓口で必ず確認してください。器具の調達や資格者の証明準備のほうが時間を食うことが多いので、逆算して動くのが賢いやり方です。

無登録営業の罰則とリスク

登録せずに電気工事業を営むのは法律違反です。罰則の対象になり、事業の信用も失います。500万円未満の工事でも登録は必要で、「小規模だから大丈夫」は通用しません。

22,000円を惜しんで無登録のまま動くのは、私から見れば一番割に合わない選択です。

電気工事業登録の費用に関するよくある質問

よくある質問

電気工事業登録とは?
電気工事業を営むために必要な、電気工事業法に基づく手続きです。一般用電気工作物を扱う場合は登録、建設業許可がある場合はみなし登録、自家用電気工作物のみなら通知に分かれます。登録で請け負えるのは500万円未満の電気工事です。
電気工事業登録の費用はいくら?
知事登録の新規手数料は22,000円、更新は12,000円、変更届や再交付は2,200円、みなし登録の証明願は400円です。代行を頼む場合は、これに事務所ごとの報酬(新規で50,000〜55,000円程度の表示例)が加わります。大臣登録の法定費用は別枠で、所管行政庁への確認が必要です。
電気工事業登録の始め方は?
まず主任電気工事士の要件を満たす人と、絶縁抵抗計などの測定器具を確保します。次に申請書と添付書類を整え、営業所のある都道府県の窓口で22,000円を納付して申請します。書類や要件確認に不安があれば、行政書士に代行を依頼する方法もあります。
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梶原 誠一

行政書士(建設・電気工事業登録専門) ・ 電気工事業登録申請の支援実績100件以上

行政書士として許認可申請に10年以上携わり、電気工事業の登録手続きを数多く支援してきた。実際の申請窓口や審査担当者への確認を通じて得た一次情報をもとに、現場感のある解説を心がけている。

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